「一生折れない自信」をつくる2つの方法
自信がない、自信がある。 ふだん何気なく使う言葉ですが、そもそも「自信」とは何でしょう。 自信の定義を「自分の価値や能力を信ずること。自己を信頼すること」とし、自信の有無を決めているのは、ほかの誰でもない「本人」だと説くのは、30万部のベストセラー『一生折れない自信のつくり方』(アチーブメント出版)の著者、青木仁志さんです。 あると思い込めば存在し、ないと思い込めば存在しない。だからこそ、「自信があると思い込めば、人生は必ずよくなる」と青木さん。本書につづられた自信のつくり方を紹介します。
「自分はできる」と思い込むことが第一歩
自信を持つために、まず必要なのは「自分はできる」という思いを持つこと。 自信に満ちた自分の姿をイメージしてみてください。そこが自信形成のスタート地点。 (中略) いまのあなたがもつ「マイナス」の思い込みを「プラス」に変えることができれば、あなたの人生は必ず好転します。自信をもった毎日が送れるようになるでしょう。 (『一生折れない自信のつくり方』13ページ) そうはいっても、「これまで失敗ばかりの人生で、根拠のない自信は持ちにくい…」と思う人もいるかもしれません。しかし、「自信がある」という自己イメージは後天的に備えられるのだそうです。 「一生折れない、揺るぎない自信を持つためには、たくさんの成功体験や突破体験を積むしかない」と佐々木さん。肩肘を張らずに小さな達成をコツコツと積み上げていくには、どうすればいいのでしょうか。
まずは3日から。成功体験を積み重ねる2つのコツ
「小さな達成をコツコツ積み上げる」と言われても、漠然としていますし、気が遠くなるほど時間がかかりそうに思えます。しかし、青木さんのノウハウは意外と簡単。ここでは本書から2つの方法を紹介します。 1. 自分で決めたことを達成する まず本書に挙げられているのは「自己イメージを高める20のアイデア」。以下はほんの一例で、青木さんのセミナーでは、受講者たちに自分なりのアイデアをたくさん出すようにすすめているそうです。 <自己イメージを高めるアイデア> □ 外見を整える。よい物をもつ □ 身体を清潔にする □ いつも周りの人に心配りをし、感謝の気持ちを忘れない □ アイコンタクトを大切にする □ 身の回りの整理整頓をする □ 自分との約束を守る ・・・ (『一生折れない自信のつくり方』136~137ページ一部抜粋) どれも「これを達成すればいいの?」という簡単そうなことばかり。これ以外にも、習慣や心がけにしたいことを書き出してみましょう。 大切なのは、「自分で決めたことを自分の力で達成すること」だそうです。 2.「3」の周期を意識する 次に紹介するのは、「3日、3週間、3カ月タームで達成する」という考え方。 「自信がある」と自己イメージし、自己イメージを高めるアイデアも実践。それでも自信が持てないときがあります。そんなときは「まずは3日間努力してみましょう」と青木さん。 青木さんは、これまでトレーナーとして多くの目標達成をサポートするなかで、「3」を意識した周期が小さな目標を達成するには最適だと感じているそうです。 「早起きをしよう」と決めて、3日がんばれたら、次は3週間やってみる。無事に3カ月を終えたら、また振り出しに戻って1から積み重ねていきます。 はじめは「身体を清潔にする」「身の回りの整理整頓をする」という小さなものだった目標も、次第に大きなものとなり、達成することの楽しさも味わえるでしょう。そうすることで、はじめは「自信があるという思い込み」だったのが、確固たる自信に変わるのを感じられるかもしれません。 最後に、青木さんが「働く人が育むべき自信」として挙げるのは以下の4つ。 会社に対する自信職業に対する自信商品に対する自信(サービス、課題解決の機能や仕組みなどを含む)自分に対する自信 本書ではこれらの4つとの向き合い方も丁寧に解説されています。 「仕事を単なる生活の糧とするのではなく、自分の存在価値を証明できる舞台として、成功体験を積み上げてください」と青木さん。そんな舞台に立ち、「一生折れない自信を身につけた」と自負できる日を迎えたいですね。 ──2023年6月2日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 Source: アチーブメント出版
ライフハッカー・ジャパン編集部