町の書店“減少”続く…3大臣ら書店関係者と車座対話 交流と知識の「リアルな体験」づくりが生存のカギ
知識や好奇心を育てる思い出の場
堤キャスター: ーー今、カフェが併設されていたり、雑貨などの扱いを増やす書店も増えてきていますよね? 一橋ビジネススクール教授・鈴木智子さん: 町の本屋さんに友人と出かけて、おしゃべりしながら本を選んだり、偶然、知り合いと再会する。そういう経験は、誰にでもあるはずです。 本屋さんに親子で通っていると、その子どもは生涯にわたって読書が好きになるという話もよく聞かれます。町の本屋さんは人々の知識や好奇心を育ててくれて、楽しい思い出が作られる場所でもあります。 全国の自治体のうち、約4分の1にはすでに書店がありません。町から本屋さんがなくなってしまう前に、私たちにもできることがあるように思います。 堤キャスター: 書店の強みは、紙の本ゆえのぬくもりを感じながら、新たな作品と出会えることだと思います。 こうした本との出会いは自分の価値観を広げることでもあります。 みんなでこの場所を守っていきたいですね。 (「Live News α」6月12日放送分より)
Live News α