“ドラキュラ”辰巳ゆうと、「演歌界にない風を吹かせていきたい」 「巳(み)年から辰(たつ)年へ」夢の紅白出場願う
演歌歌手の辰巳ゆうと(26)が30日、東京・浅草の花やしきで新装盤「迷宮のマリア」発売記念イベントを開催した。 同曲は5月に発売した8枚目のシングルで疾走感のある歌謡ポップス。明日はハロウィーンということもあり、ドラキュラ風の衣装を身に着け、情感たっぷりに「~マリア」を歌いきった。
8~9月には4カ所を巡る自身初のコンサートツアーも経験し、地元・大阪への凱旋(がいせん)も果たした。また、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でのコンサートは台風の影響で新幹線が止まるなど交通に影響が出た。「僕の親も大阪から金沢経由で来てくれた。ファンの皆さまも大変な中で来てくださって愛と優しさを感じる時間でした」と目を細めた。 LINE CUBEは信号をひとつ渡ると紅白歌合戦の会場となるNHKホールがある立地なだけに「大きい夢を持って、大みそかには渡れるようになりたい」と目標を見据えた。「ファンの皆さまもそうですし、(関係者が)年末に向けて頑張ろうと言ってくれる。1年でも早くかなえたい」。 演歌第7世代としても活動するが「(真田)ナオキさんも(新浜)レオンくん、大事な仲間も一緒に紅白に行こうねと頑張っている。演歌界を盛り上げたい気持ちは3人とも一緒。盛り上げながら、年末のステージに立てたらいい」。 良きライバルで大事な仲間とともに出場を願い、「年明けは誕生日。巳(み)年から辰(たつ)年へこの年末は特別な瞬間だと思う。そういう年に自分の夢をかなえられるように。演歌界にない風を吹かせていきたい」と胸を高ぶらせた。
中日スポーツ