増える美容室『カット690円』『オートシャンプー導入』『ラグジュアリー特化』生き残りをかけた最新事情とは?
ラグジュアリー化に特化の美容室 外国人観光客にも人気
低価格化の一方で、高価格で特別感を高めた”ラグジュアリー化“に特化するお店も。 (「AMATORA SPA」 美曹友紀代表)「髪の毛を作る土壌の頭皮からきれいにしていきたいというコンセプトがありますので、根本から美髪に導くと」 カットやカラーなどはもちろん、髪を美しく保つヘッドスパがここの売り。個室で行う特別な「アーユルヴェーダ・スパ」の人気コースは、90分で2万3100円(税込み)です。 (「AMATORA SPA」 美曹友紀代表)「1回で5~6万円というような世界もありますね」 取材した日に来ていた常連客は… (常連客)「(Q髪へのこだわりで選んでいる?)そうです、もちろん。髪の毛は1回傷んでしまうとなかなか戻らないので、お値段それなりだったりとかしても、髪の毛に良いのがまず第一条件かなと」 さらに、このラグジュアリー化は、日本人のみならず、外国人観光客の旅の目的にもなっているそう。こちらのお店では月の利用者の3割ほどにあたる約100人が外国人観光客だと言います。 (イタリアから)「日本の美容院は上品で技術もプロフェッショナル。すごくサービスが良くて最高の仕上がりにしてくれる。美容室は普通と違った日本の楽しみ方です」 価格とサービスだけでもこれだけ多様化する美容室について、専門の経済アナリストはこう話します。 (理美容金融リテラシー協会 中村浩徳代表)「(Q生き残っていける美容室はどんな店?)最終的にはやっぱり客のことをしっかり考えて満足度を高める接客と技術が提供できる店。もう1つ大事なのはスタッフの満足度。働き方の多様性も出てきている中で、美容師が働き方を選択できる美容室なら存続できる可能性が高いと思います」 (2024年10月2日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)