市立長野・芦田徹監督「今日は全く勝つ可能性のない試合だった」
5月28日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選の準々決勝が開催され、市立長野は東京都市大塩尻は0-2で敗れ8強で姿を消した。 【フォトギャラリー】東京都市大塩尻 vs 市立長野 市立長野を率いて12年目の芦田徹監督は、「あまりにも多くのミスを続けてしまった。その中で相手は球際も強いチームなのでそこでも負けてはいけない中で、ことごとく負けていた。今日は全く勝つ可能性のない試合でした」と肩を落とした。 「見て判断して丁寧にボールを繋ぎながらゴールを目指す」が市立長野のスタイル。だが、この日は都市大の中盤でのハイプレスとハイラインに苦しみ、シュートはわずか1本に終わった。 「後ろで相手が来ていないのに、変なプレッシャーを感じてしまったのか、相手に簡単に取られる場面が多くなってしまった」(芦田監督)と悔しさをのぞかせ、後半に入ると東京都市大塩尻との球際にも対応できるようになり、コンビネーションで相手守備を崩すシーンもあったが「FWへの配給も工夫がなくオフサイドにひっかかり、自分たちの攻撃が終わってしまった。工夫が必要で特に出し手の認知が足りない」と指揮官はこの日のチームの戦いぶりに苦言を呈した。 不完全燃焼のまま大会を去ることとなった夏の予選。市立長野は、この悔しさをリーグ戦そして2年ぶりの冬の全国に向けた選手権予選で晴らすつもりだ。 (文・写真=古部亮)