リーダーのセンスが問われる「会議のつくり方」。最高の段取りで進めるための5つの戦略
4. 学ぶ、つながる、協力するための時間を組み込む
私はしばしばクライアントたちから、「忙しすぎて、学習の時間や、達成したことを祝うための時間がなかなかとれない」という嘆きの声を聞かされます。 一日の時間を増やせる魔法はありませんが、自分たちに与えられた時間を有効活用することはできます。 だから私はリーダーたちに、チームミーティングのアジェンダの中に、つながる時間、学ぶ時間、勝利を祝うための時間を組み込むことをすすめているのです。 ビジネスに関係するトピックとともに、仕事の「人間的な」側面についても大事にすることで、あなたが仕事の成果だけでなく、学びや成長にも重きを置いていることをチームに示すことができます。 あなたがスキルを身につけたいと思っている分野や、チームと話し合いたいと思っている事柄にについて、業界関連の記事やTEDトーク、ポッドキャストなどにインスピレーションを求めましょう。 お祝いする機会を増やすためにも、ミーティングの冒頭で全員に呼びかけて、仕事で(あるいはプライベートで)手にした勝利を報告してもらいましょう。チームで達成した偉業の喜びを分かち合うのです。
5. ミーティング中にした約束を守る
最後に、ミーティングを力強い結びで締めましょう。 たとえば、フォーマルな感謝の言葉や総括、簡単な省察、「このミーティングが参加者の仕事にどんな影響をもたらすと思うか?」という問いかけなどです。 「今回のディスカッションから生まれたタスク」を管理する責任者は誰なのかについても、明確にしておく必要があります。 それから、ミーティングのなかで、チームメンバーに追加情報を送ることを約束したら、優先して実行しましょう。 大きめのミーティングのあとには、15分ほどのタイムブロックをあらかじめスケジュールに入れておくといいかもしれません。 そうしておけば、ミーティングで何か約束した場合、それを実行するための時間が確保されます。リーダーとして、きちんと約束を守れるかどうかも、あなたの評価を決める要因の1つです。 チームメンバーに時間を割いてミーティングに参加してもらう以上、重要なのはもちろん、ビジネスに関するトピックを進展させることです。 ですが、覚えておいてほしいのは、ミーティングは結びつきや協力を育むのに役立つ機会でもある、ということです。 チームとして団結できているときには、団結がなければ実現できないような成果を生み出すことを目標にしましょう。そうすれば、チームの生産性やエンゲージメント、労働文化にとってのメリットが見えてくるはずです。 Source: Worklife, The Atlantic, Amazon Originally published by Fast Company[原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
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