【プレビュー】13位と苦戦を強いられる横浜FMがホームで首位・町田と激突! | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは6月15日から16日にかけて第18節が開催。日産スタジアムでは、横浜F・マリノスとFC町田ゼルビアが対戦する。 ●【動画】ガンバ大阪 福岡将太&中谷進之介 インタビュー
代表ウィークを挟んで2週間ぶりに行われるリーグ戦では、巻き返しを見据える横浜F・マリノスがホームに首位をキープしているFC町田ゼルビアを迎える。 2試合消化試合が少ない横浜FMは、ここまで5勝5分5敗で13位。クラブ史上初めて決勝まで勝ち進んだAFCチャンピオンズリーグでは、悲願のタイトルまであと一歩まで迫ったものの、リーグ戦ではACLの影響で過密日程を強いられ、ここまで苦戦を強いられているのも否めない。 中断前の前節は、FWアンデルソン・ロペスのゴールで先制したが、後半に3失点。試合終盤にFW植中朝日のゴールで一矢報いたものの、逆転負けという形で鹿島アントラーズとの伝統の一戦を落とした。水曜日に行われた天皇杯2回戦でもJ3のFC岐阜に一時逆転を許しており、最終的にPK戦の末に勝ち切って意地を見せたとは言え、ここ数試合続いている不安定なゲーム運びは改善したいポイントだろう。 ただ、1点を逃げ切るのがトリコロールが望んでいるスタイルではない。攻撃で圧倒し、追加点を仕留めてリードを広げていくところに目を向けていきたい。そういった意味で期待がかかるのはアンデルソン・ロペスだ。柏戦では今季初のハットトリックをマークし、2試合連続ゴール中と調子を上げているエースが堅守・町田の牙城を崩す存在となれるか。 敵地に乗り込む町田は、公式戦無敗で終えた5月を経て、迎えた6月最初のリーグ戦では、アルビレックス新潟に1-3と完敗。先制点を許した後にFW藤尾翔太のシーズン6点目ですぐに追いついたものの、前半終了間際と後半の立ち上がりに立て続けに失点し、約1か月ぶりの黒星となった。 リーグ中断期間に行われたJリーグYBCルヴァンカッププレーオフラウンドでは、2戦トータル5-3でセレッソ大阪を下して次ラウンドに進出したものの、水曜日に行われた天皇杯2回戦では、筑波大学にPK戦の末に敗れ、大学生を相手に不覚をとる結末になってしまった。 さらに天皇杯ではDFチャン・ミンギュとMF安井拓也が骨折という大怪我、さらにナ・サンホとミッチェル・デュークという攻撃陣の二人が相次いで負傷。U-23日本代表としてアメリカ遠征帰りの藤尾やMF平河悠はコンディション面に不安を残すだけに、今節は総力戦になることは避けられない。そういった意味でも昨季の大怪我から復帰し、ルヴァンカップでようやく先発に戻ったFWエリキには古巣戦ということも含めて大きな期待がかかる一戦となる。 ここから巻き返しを転じていきたい横浜FMが”首位撃破”で上昇への勢いを手にするか。前半戦が残り2試合となった中で、町田が首位ターンにまた一歩前進するか。その勝利をかけてお互いの意地がぶつかり合う好カードは15日、16時よりキックオフする。