水上バイクが"宙を舞い"ギャラリーが熱狂!『横須賀・うみかぜ公園「 ウミカゼ アーバン マリン スポーツ フェス 2023 」』が開催された!
“ギャラリー参加型”の、新しいフリースタイルバトル
去る2023年10月21日(土)、神奈川県横須賀市のうみかぜ公園で、親水イベントの『Nojimaモール UMIKAZE URBAN MARINE SPORTS FES 2023 』が開催された。 このイベントでは、『 アクアボード フライングショー 』と、水上バイクによる『 フリースタイル バトル 』が無料で見られるとあって、休日を楽しむ人たちで会場は賑わっていた。
フリースタイルバトルの出場選手は、日本を代表するトップフリースタイラー、岡本 輝正選手、濱中 直也選手、福田 憲男選手の3名。「バトル」というだけあって、単なるショーではなく、キチンと順位が付く。しかも、観客も審査に参加できる「ギャラリー参加型」の大会となった。 出走前に3選手とも、『 プライドを懸けて「空を飛ぶ」』と 意気込みを語ってくれたとおり、白波が立つ悪コンディションにも関わらず、エアリアルトリックを次々と繰り出して、観客を沸かせてくれた。
水上バイクの「フリースタイル」ってなんだろう?
フリースタイルモトクロス(FMX)など、バイクや自転車を使った「 フリースタイル 」を知っている人は多いだろう。 しかし、水上バイクによる「 フリースタイル 」というものが見たことがない人も多いと思うので、ここで簡単に、フリースタイルについて説明したい。 水上バイクのフリースタイルは、速さを競うクローズドレースとは異なり、技の難易度や華麗さを競う競技である。 大会は、フィギュアスケートのように1人ずつ演技を行い、決められた時間内(2分間)で技(トリック)を行い、ジャッジがそれを採点する。トリックの難易度や完成度によって、点数が違ってくる。より多く得点を獲得した人が優勝だ。 ちなみに、現在、最も難易度が高い技は、「 2回転・バックフリップ 」で、国内でも 2人しか完璧にメイクできる選手はいない。
もともとフリースタイルは、レースの余興だった
1990年代、アメリカでは水上バイクのレースが、大変な盛り上がりを見せていた時代があった。 当時、全米ツアーの最終戦が「世界選手権大会(ワールドファイナル)」と呼ばれた。このレースだけは、各国の上位ランカーが出場できる大会となっており、世界中の水上バイクレーサーが、ワールドファイナルに出ることを目標としていた。 この大会は全米にテレビ中継され、「 スーパースター 」と呼ばれる選手も数多く誕生した。 最初のフリースタイルは、レースの昼休みにスーパースターたちが、ファンサービスの一環として行ったものだ。 レース艇で水面に登場し、ジャックナイフやサブマリンといったアクロバティックな演技で、会場を盛り上げてくれたのが最初だった。
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