“特別な場所”をもっと輝かせたい...『神戸ポートタワー』リニューアルの裏側 内装・グッズなど大幅アップグレードに向けて「フェリシモ」社員らが奮闘!
“光”がテーマのミュージアムやフロアが360度回転するカフェ&バー…内装や演出もプロデュース
手がけるのはグッズだけではありません。タワー上層階の各フロアなどの運営も行うため、内装や演出もプロデュースします。 たとえば5階の展望フロアでは、神戸の街中にある映画のロケ地などをタワーから眺めることができるよう、表示板を設けています。 また、フォトスポットも用意されました。 (富田浩幸部長)「昔の写真館みたいな感じで写真を撮っていただいたり、ポートタワー型の花飾りを持って写真を撮っていただければと思います」 ほかにも、“光”がテーマのミュージアムや、フロアが360度回転するカフェ&バーなども手掛けます。リニューアルオープンの前週は、各フロアでは急ピッチで工事が進められていました。また、工事と並行してオペレーションを確認するなど、やることは山積みです。
視察した社長「ベンチを置こうよ」 オープン直前まで検討や試行錯誤を繰り返す
そうした中で迎えた、オープン1週間前の4月19日。この日は矢崎社長がタワーを視察しました。各フロアを確認していきます。 (富田部長)「音に合わせてレーザーが変わるんですよ」 (矢崎社長)「レーザーって鏡で?」 (担当者)「反射します。なので、すごく小さい部屋なんですけど、奥行きがあるように」 (富田部長)「結構ここは人がたまりそう」 (矢崎社長)「ここは盛りだくさん感があるな」 順調に確認が進む中、ある階で矢崎社長の足が止まりました。社長がまず指摘したのは、展望フロアに設けられたフォトスポット。数や設置場所などが気になったようです。 (矢崎社長)「これは寂しいわ。写真撮影のフレームがいっぱい並んでるんやったらいいけど、これだけがなんか微妙に唐突感が…。これ重いの?」 (社員)「2人か3人で持てば…」 (矢崎社長)「移動させてみる?」 「タワーを訪れた人たちに存分に楽しんでもらいたい」と、妥協を許さない社長からは他にも指摘が。 (矢崎社長)「うーん…何ができるか考えよう。ベンチとかは?」 (社員)「ないです」 (矢崎社長)「置こうよ」 この後も、内装の変更について、検討や試行錯誤が繰り返されました。 (富田浩幸部長)「社長の客観的な意見は結構大事だと思います。スケジュール的に厳しいかなというところはあるが、あと1週間ちょっとあるので、やります」