巨人・坂本勇人が三塁でG・G賞初受賞 「ほんまに目標にしていた。もっと上手くなる」
守備のスペシャリストに贈られる「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が28日、東京都内のホテルで行われ、セ・リーグ三塁手部門で選出された坂本勇人内野手(35)は「ほんまに目標にしていたのでうれしい」と喜んだ。 【写真】巨人・坂本がスマホケースに貼っている「笑うアベ」ステッカー。阿部監督が七福神の姿で描かれている 昨季終盤に原前監督から打診され、プロ2年目から不動だった遊撃から三塁に転向。野球を始めた小学生時代からほとんど経験がないポジションだったが、今季は104試合で三塁を守り、守備率はセ・リーグ2位のDeNA・宮崎(・962)、パ・リーグトップのソフトバンク・栗原(・975)らをしのぐ両リーグ最高の「・976」をマーク。「(守っている際に)思っていたよりドキドキしていましたよ。慣れたといってもまだまだ勉強するところはある。もっとうまくなると思っています」。得票数168票で、2位・宮崎の49票に119票差をつけ、遊撃手部門で選出された2021年以来3年ぶり6度目の受賞を果たした。 また、今季15勝を挙げて復活して投手部門で受賞した今季MVPの菅野からは「来年は(MVPを)勇人さんにとってほしい」と期待をかけられており、「野手とピッチャーでは違いますけど刺激しあえた仲なので、そうやっていってもらえるのはうれしい。そういう気持ちで頑張ります」とうなずいた。1学年下の右腕はメジャーに挑戦。長く投打の柱としてチームを引っ張った〝相方〟へ「向こうでも活躍している姿は僕らにも刺激になる」とエールを送った。