村落襲撃、170人殺害 ブルキナファソ、過激派か
【ナイロビ共同】ロイター通信は3日、西アフリカ・ブルキナファソ北部で三つの村が襲撃され、計約170人が殺害されたと伝えた。襲撃は2月下旬で、地元検察が今月1日付の声明で明らかにした。 襲撃の背景は不明だが、イスラム過激派が関与した可能性がある。ブルキナファソでは隣国のマリやニジェールと同様、国際テロ組織アルカイダや過激派組織「イスラム国」(IS)にそれぞれ忠誠を誓う勢力が活動。テロが頻発している。 3カ国では2020年以降、政権が治安改善に失敗したとして、軍が計5回のクーデターを起こし権力を掌握した。新体制で対テロ作戦を展開するが、治安悪化に歯止めがかかっていない。