『りぼん』創刊70周年企画が続々発表！ アニメ化された『こどちゃ』『GALS！』歴代人気作を振り返る
りーぼんっりーぼんっ♪ テレビCM懐かしいですね（今も放送してるんでしょうか）。 軽快なイントロと共に付録を紹介するCMでお馴染みの少女コミック誌『りぼん』が、2025年8月に創刊から70周年を迎えます。半世紀超えてるのすごい。 【画像 25点】歴代人気作品が飾った『りぼん』の表紙を見る もはや2世代を超えて3世代、いやそれ以上……？ 世代を超えて親しまれ続ける『りぼん』の70周年を記念して、様々な企画が展開されます。 たとえば発売中の『りぼん』2月超特大号の特別付録は、「りぼん2025スケジュールブックset」。連載中を含む歴代人気作家12名の描き下ろしイラストカードは大きな反響を呼んでいます。 リアルタイム読者じゃなくても買いに走っちゃいますね。ちなみにこのイラストカード、1月7日からは全国のローソンのマルチコピー機で、ブロマイドやステッカーとして購入できます。
発行部数1位、少女まんが誌の王道『りぼん』の歴史
いったん、簡単に歴史を振り返っておきましょうか。 『りぼん』は集英社が発行する少女向けコミック誌です。1955年8月、集英社初の少女向けコミック誌だった『少女ブック』の妹雑誌として誕生しました。 以降、時代ごとの少女の心情や知的好奇心に寄り添いながら、数多くの漫画や物語、特集を掲載し続けています。 1970年代後半には、まんが家のイラスト入りレターセットやノート、紙製バッグなどの付録が充実。特に可愛らしい絵柄とストーリーで“乙女チックまんが家”として絶大な支持を集めた、陸奥A子さん、田渕由美子さん、太刀掛秀子さんらが寄稿した付録は、『りぼん』の人気を一気に加速させたようです。 1994年2月の新春特大号で、発行部数は史上最大となる255万部を突破し、少女コミック誌の発行部数1位の座を獲得。そして2024年にも再び1位を記録。 創刊70周年に向けて盛り上がる準備は万端です。
『姫ちゃん』『こどちゃ』──アニメ化多数の『りぼん』作品
『りぼん』といえば、これまでに数々の作品がアニメ化や実写化され、時代ごとに多くの人気漫画を抱えています。 たとえば、池野恋さんの『ときめきトゥナイト』（1982年7月号～1994年10月号まで連載）や、1986年8月号から現在も不定期連載中のさくらももこさんによる『ちびまる子ちゃん』は有名なところ。 また1990年代には、テレビ東京の夕方の時間帯に、多くの『りぼん』原作アニメが放送され、記憶に残っている人も多いはず。 アニメではOPとEDをSMAPが担当、メンバーの草なぎ剛さんが声優出演した、水沢めぐみさんによる『姫ちゃんのリボン』（1990年8月号～1994年1月号まで連載）は名作。 “チャイドル”（チャイルドアイドル）人気全盛の時代に、子役の学校生活や芸能界について社会問題を交えて描いた小花美穂さんの『こどものおもちゃ』（1994年8月号～1998年11月号まで連載）も、アニメ化と共に反響を呼んだ作品です。アニメもめちゃくちゃ良かった。傑作です。 テレビ東京以外でもアニメ化された作品は多く、吉住渉さんの『ママレード・ボーイ』（1992年5月号～1995年10月号）、矢沢あいさんの『ご近所物語』（1995年2月号～1997年10月号）、種村有菜さんの『神風怪盗ジャンヌ』（1998年2月号～2000年7月号）、藤井みほなさんの『GALS！』（1999年2月号～2002年6月号）などが、90年代～00年代を彩りました。 ちなみに、2025年にはコミックス累計発行部数が1400万部を突破した村田真優さんの『ハニーレモンソーダ』がTVアニメ化。1月8日（水）からフジテレビ「+Ultra」ほかで放送がスタートします。
