【U23日本代表】大岩監督がパリ五輪メンバー発表前最後の遠征から帰国「向かうべき準備できた」
サッカーU-23(23歳以下)日本代表大岩剛監督(51)が13日夜、パリオリンピック(五輪)メンバー発表前最後の強化試合となった米国遠征から帰国した。 羽田空港で取材に応じた大岩監督は「(バングーナガンデ)佳史扶が離脱しましたけど、それ以外の選手が健康でプレーできたので非常にいい2試合だった」と手応えを示した。 五輪前最後の海外遠征で、選手それぞれがアピールに成功した。ここから、最大3人行使できる24歳以上の特別枠、オーバーエージ(OA)も含めて18人にメンバーを絞らなければならない。OAを活用したいというスタンスに変化はないというが、呼べるかどうかは別問題。23歳以下のメンバーだけで臨むことも常に頭にはある。「本当に毎回言うけど、いろいろなシチュエーションを考えて最後まで選手を見守りたい」と最終局面まで見極める。 選手たちには「それぞれの立場で、ターゲットへの進み方を明確にしよう」と声かけをして解散した。五輪までの全てのスケジュールを消化。「先を見るより、1つ1つの活動がターゲットだった。山を登っているけど、その時々に選手に我々のやるべきことを共有して、刺激をつけて選手が(クラブで)試合に出場するようになって急速に力を高めて、その段階を踏んでいる」と一歩一歩進んできた実感がある。だからこそ、グループとしての強さが備わってきた。「それが我々の強みでもあるので、向かうべき準備はできたかな」。自信を持ってパリに挑む。【佐藤成】