明日海りお「少しくすんだニュアンスのある青を着ていると、心が穏やかになる」[FRaU]
少しくすんだ感じの青が好き。心を落ち着けてくれるから
「普段、無意識で選んでいる服は、ほとんどがブルー系。それも、少しくすんだ、ニュアンスのある青を着ていると、心が穏やかになる気がします。今回の衣装も、私の好きな色が取り入れられていますが、写真だと、色みと心の動きが連動しているような。この服のときは、穏やかな表情をしていますよね」
普段の明日海さんは、ブルーの服を好んで着ることが多い。生まれ育った静岡の空や海を連想させてくれるブルーは、明日海さんにとって大切な色。去年の20周年コンサートのタイトルも「ヴォイス・イン・ブルー」としたほどだ。
風に揺れる髪にも、感情が乗っていく
「ファッションだけじゃなくて、それに合わせたメイクやヘアスタイルも、気分を作っていく上ではすごく重要。心が落ち着く色みの服を着たとき、一筋の陽の光と風と戯れた感じがして、心地よかったです」 「普段から『着てみたい!』と思うのは、ヴィヴィッドな色や白よりも、ニュアンスのある青。少しくすんだ感じの青が、心を落ち着けてくれるからです。でも、イベントなどのときは、スタイリストさんが白を選んでくださって、『あ、やっぱり白でよかった』と思うことが多いですね」
ボリュームあるシルエットに、軽やかな動き
「今日は、いろんな風と光を浴びての撮影でした。とくに、風の当て方など、撮影にはたくさんの工夫がされていて、撮影中も楽しかったです。風を感じさせると、服が一気に軽やかな雰囲気になりますね」 写真:ジャケット¥99000、シャツ¥37400、パンツ¥49500 全て/モールド(チノ) イヤリング「アブストラクト スター イヤリング」(WG×DIA)¥1006500、イヤーカフ「デインジャー ホーン プラス イヤーカフ」(WG)¥314600 共に/TASAKI サンダル¥179300/クリスチャン ルブタン ジャパン(クリスチャンルブタン)
今回は、デザインや素材感の違いを、うまく出していけるよう心がけた。 「青のボーダーの衣装は袖が取り外しできるデザインだったので、(スタイリストの)大沼さんが、片方の袖だけ取って。袖を取っていない方の肩からも、黒のシャツが見えるように、あえてボタンを外してみたり、プロの技が光る着こなしになっているんです。そして、(フォトグラファーの)酒井さんが、ブラウスの裾のリボンが動くように大胆に風を当てて。シルエットに、軽やかな動きが加わって、とても素敵だと思いました」 ●情報は、FRaU2024年6月号発売時点のものです。