帰省ラッシュ始まる 年末年始、最大9連休 奄美空港
最大9連休となる年末年始を古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが始まった。鹿児島県奄美大島の空の玄関口である奄美市笠利町の奄美空港は28日、帰省客を出迎える住民や、土産やスーツケースを携えた家族連れらで到着ロビーが混雑した。混雑のピークは、下りが29日、上りが4日になる見通し。 大都市圏からの便が到着し始める正午前後、到着ロビーには帰省客を待つ住民らの姿があった。笠利町の濵田千枝子さん(65)は、5年ぶりに奄美に帰ってきた長男を出迎えながら、「きょうは一緒に買い物をして料理を作る。互いの将来のことなど、いろんな話をしたい」と笑顔。長男の照和さん(39)は「家族でゆっくり過ごし、友人にも会いたい」と話した。 今年4月に家族で大阪に引っ越した岡山誠さん(41)、結さん(38)は「やはり島は暖かい。年末年始は祖父母と家族水入らずで過ごしたい」と話し、3歳の息子は「ばあばに会えるのが楽しみ」と胸を弾ませた。 年末年始期間(27日~来年1月5日)における日本航空(JAL)グループの奄美群島発着路線の総予約数は23日時点で、前年比101・8%の3万645人。方面別では、沖縄方面の予約率が前年を上回り、4・8ポイントアップの85・7%。 国内線の全路線予約率は、JALが81・3%、ピーチ・アビエーションが78・3%、スカイマークが81・0%となっている。
奄美の南海日日新聞