マイナンバーカードを紛失すると、再発行に「1ヶ月」かかると聞いた。その間は病院を受診できない? 費用は「全額自己負担」になるの?
マイナンバーカードを健康保険証として使えるようになり、便利になった反面、「もしマイナンバーカードを紛失してしまったら、医療費は全額自己負担になるの?」と不安に思う人もいるのではないでしょうか。 現在、マイナンバーカードの再発行には約1ヶ月かかりますが、今後はこの期間が短縮される見込みです。本記事では、マイナンバーカードを紛失した際の対処法や医療費の負担について解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
マイナンバーカードの再発行にかかる期間
2024年12月2日から従来の健康保険証は新しく発行されなくなり、マイナンバーカードを健康保険証として使うことが原則となります。 マイナンバーカードを紛失してしまうと、再発行に時間がかかると聞いたことがある人もいるかもしれません。現在(2024年11月時点)、再発行にはおよそ1ヶ月かかるとされています。 しかし2024年12月からはこの期間が最短で5日ほどに短縮される予定です。万一、マイナンバーカードを紛失してしまったとしても、比較的スピーディーに再発行できるといえるでしょう。
マイナンバーカードをなくしても医療費の負担割合は変わらない
マイナンバーカードをなくしてしまったとき、「再発行されるまで病院には行けないの?」「医療費が全額負担になるのでは?」と心配する人もいるかもしれませんが、基本的に医療費を全額負担することはありません。 もし期限が有効な健康保険証を持っていれば、それを医療機関で提示すれば、自己負担割合に応じた医療費の負担で済みます。健康保険組合の保険証には有効期限が記載されていないことが多いですが、2025年12月1日までは使用できます。 マイナンバーカードを紛失したときのためにも、現在使用している保険証は、処分せずに保管しておくとよいかもしれません。マイナンバーカードを紛失し、健康保険証も持っていない場合、一時的に医療機関の窓口で医療費を10割負担することになります。 ですが、その後、健康保険組合に申請をすれば費用の一部の払い戻しを受けることが可能です。手続きに必要なものは加入している健康保険組合ごとに異なるので、確認しておきましょう。