45歳の高校教師です。同級生が民間企業で「部長」に昇進したのですが、年収はいくら高くなるのでしょうか?
同窓会などで同級生と再会すると、周りの人たちの年収が気になる方もいるでしょう。中には役職に就いて高年収を稼いでいる人もいるでしょう。例えば民間企業に就職した高校の同級生が部長に昇進した場合、45歳で高校教師の自分と比較するとどうなのでしょうか。 そこで今回は、民間企業で部長になった場合、給料はどれほどアップするかについて調べてみました。45歳の高校教師と部長の平均年収も比較してみましたので参考にしてみてください。 ▼「公務員は安定している」って本当? 定年退職の割合や退職金の平均額を教えて!
民間企業で部長になると給料はどれくらいアップする?
民間企業では、昇進して役職に就くことで大幅な年収アップが期待できます。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によると、役職別の賃金は以下の通りです。 ・部長(52.8歳):59万6000円 ・課長(49.2歳):49万800円 ・係長(45.4歳):37万800円 ・役職なし(41.2歳):29万1100円 同調査によると、課長から部長に昇進すると給料は月額で10万5200円アップすることが分かります。年間で計算すると126万2400円のアップとなり、部長に昇進した同級生は喜んでいることでしょう。
45歳の高校教師と部長の年収を比較
45歳で高校教師の自分と、部長に昇進した同級生の年収を比較した場合、どれくらいの差があるのか気になるでしょう。厚生労働省の職業情報サイト「jobtag」によると、高校教師の平均年収は699万2000円(44.1歳)です。年齢別の年収グラフを見ると、45~49歳の平均年収は816万8700円であることが分かります。 民間企業で働く45~49歳の部長の平均年収については、総務省統計局の「令和5年賃金構造基本統計調査」を参考にできます。同調査から年収の目安を算出すると以下の通りです。 ・きまって支給する現金給与額:61万3600円 ・年間賞与そのほか特別給与額:218万3000円 ・年収:954万6200円 上記を比較すると、45歳時点での高校教師と民間企業の部長の平均年収とでは、部長の方が137万7500円高いことが分かります。