ヤマハ「インプレス ドライブスター」ドライバーの“タイプS”と“タイプD”を打ち比べ! どういうゴルファーに合う?【ガチ試打計測・動画あり】
弾道は2.4度左に出て、ターゲットラインの17.8ヤード左に着弾するさらにつかまった球となった。 弾道とデータを見た小島プロの分析は『スピン性能』と『球のつかまり』に注目した。 「『D』のスピン量が3901rpmと多いのは、打つ時にややアゲンストが吹いていた影響もありますが、もともと『S』に比べて『D』はスピン量は多くなると思います。その要因はヘッドの後方に配したウェイトの重量が『S』は22グラムで『D』は27グラムの設定なので、『D』が少し重心が後ろになっている分だけスピンがちょっと増えるのかなと思います。『D』はキャリーが217.7ヤードと『S』に比べて15ヤードほど飛んでいないのは、風の影響だけではなく、このスピン量が多いことが関係しています」 次に『球のつかまり』に関してだが、スピンアクシスも着弾点も『S』 と『D』とで数値的にさほど変わらず、つかまり具合はかなり似た弾道となった。この要因を説明してもらおう。 「『S』の打点は4ミリトウで、『D』は2ミリヒールですが、それでも『S』のスピンアクシスが3.9度左で『D』は5.0度左ですので、『D』のほうがつかまっています。本来、ヒールヒットは球がつかまらないので、この結果をみても、『D』のほうが性能的につかまるクラブかなといえます。ただし、最初に癸生川プロが言った『S』と『D』見た目の形状からして近いから、そのイメージ通りのつかまり具合ということだと思います」
検証のまとめは?
癸生川 インプレス ドライブスターの『タイプS』と『タイプD』は、見た目にも結果もその差が少なく感じたので、ちょっとつかまえたいとか、真っすぐ行かせたいといった自分が望む弾道イメージで選んでいただくと合うタイプが見つかるかなと思います。 小島 僕も『タイプS』と『タイプD』の差は近いのかなと思いますが、両モデルとも、つかまりが良いクラブであることは間違いないですし、ミスヒットに対する寛容性も高いクラブですので、ストレートっぽく行きたいのか、ちょっとつかまった球を打ちたいのか。その要望に合わせて選んでいただけたらいいのかなと思います。
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