初雪の観測 ”人の目”ではなく”器械”に ひょうが降っても虹が出ても発表なし 今年2月から大きく変わった気象観測
■多くが廃止された目視観測 そして、気象予報士など、私たち気象関係者が最も危惧しているのは、1891年から130年以上続いてきた初雪や、霧、雷などの目視観測が器械観測に変わり、これまでのデーターの価値が下がってしまうのではないかということ。 実は、今年2月から器械での観測が不可能という理由で、雲量(全天に占める雲の量)や、ひょう、黄砂、虹などの観測が終了してしまいました。 地球温暖化で四季がおかしくなっている今だからこそ、残して欲しい観測が他にも多くあります。 ■13日(金)夜から15日(日)にかけて、九州から北陸地方で、大雪・落雷・突風・ひょうのおそれ 今夜13日夜から、上空に強い寒気が流れ込むことに加え、14日(土)~15日(日)には西高東低の冬型の気圧配置となり、今夜13日(金)夜から15日(日)にかけて、九州から北陸地方で、大雪・落雷・突風・ひょうのおそれがあります。 器械での観測にはなりますが、福岡をはじめ各地で初雪の発表が行われるかもしれません。 また、仮にひょうが降ったとしても、すでに気象台での観測はしていませんので、もちろん発表もありません。悪しからず。 RKB気象予報士 龍山康朗
RKB毎日放送
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