藤川阪神 秋季キャンプのテーマ『没頭』 糸井さんとの会話がヒント 秋の頑張りで翌年大活躍
■キャンプテーマは『没頭』「勢いのある姿を見せて欲しい」と藤川新監督
今回のキャンプで藤川監督が掲げたテーマが『没頭』ですが、どんな思いを込めているのでしょうか? 【阪神タイガース 藤川球児監督】「『没頭』の前に、佐藤選手、中野選手に姿勢を見せてほしいと伝えたんです。真面目じゃなくていいので、とにかく勢いのある姿を見せて欲しいと言ったところ、彼らの頭の中に短い言葉の方が入りやすかった。キャンプに向けて何か長い言葉を残すよりも、漢字2文字で『没頭』にしようと決めました」 実際に選手たちはギアを上げて没頭している様子が見受けられたんですけど、糸井さんも秋季キャンプに参加して成功体験があったんですよね。 【阪神タイガースSA 糸井嘉男さん】「『実りの秋』ってよく言うじゃない。この秋をすごく良い形で過ごせれば、人間は成長するんですね。選手として絶対にいい成績を残せますし。僕30歳超えてから秋季キャンプも免除なんですけど、2回出たことあるんですけど、1回目出たときは次の年に首位打者とって、2回目出たときは次の年に盗塁王とりました。それぐらい秋は大事なんですよね」
■藤川新監督「『没頭』という言葉、実は糸井選手が由来」
【阪神タイガース 藤川球児監督】「実は『没頭』は糸井選手と就任のとき会食に行った時に、糸井選手が『キャンプで30歳越えて取り組んで、次の首位打者をとった』と聞いて、それだけ集中した選手がいるので、実はその言葉にしました。糸井さんが食事の時に、『ものすごく練習した』と」 【阪神タイガースSA 糸井嘉男さん】「今鳥肌立ちました。選手にも僕にも分かりやすい2文字ですよね。それぐらい秋は大事なんですよね、選手にとって」 キャンプインしてまだ数日ですが、想像と違ったことや新たな気づきは何かありましたか? 【阪神タイガース 藤川球児監督】「いや、正直特別になくて、自分も阪神タイガースで育ってきて、今は来年3月の開幕に向けてやっている一つの流れの途中なので、キャンプでどうっていうのは実はなくて。糸井さんがさっき言った通り、次の春まで見据えた没頭という期間にしたかったんです。来年の春も没頭なので継続中。今はきっかけづくりですね」