輪島の朝市焼失地、復興議論開始 3月までに道路計画作成へ
能登半島地震に伴う火災で焼失した石川県輪島市の「輪島朝市」があった本町通りについて、地元住民らが復興計画を議論する協議会の初回が21日、開かれた。この日は、燃えたエリアの道路整備計画を来年3月までに作成する方針が示された。 火災で約240棟、約4万9千平方メートルが焼けた。公費解体が進められているが、その後の再建案は定まっていない。協議会では、道路などの基盤整備に関して決めた後、新たな商店街や居住地の再興案を話し合う。 自宅を失った畠中久美子さん(64)は「朝市の風情ある街並みは残しつつ、スピード感をもって復興を進めてほしい」と要望した。