県内の大雪のピーク過ぎる 国道や高速で「予防的通行止め」実施も大きな混乱なし
FBC福井放送
県内はJPCZ日本海寒帯気団収束帯の南下に伴って、9日夜から10日朝にかけてまとまった雪となりました。車のスタックなどによる滞留を避けるため「予防的通行止め」も実施されましたが、目立った混乱は見られませんでした。 県内は10日未明から明け方にかけて、大雪を降らせる日本海寒帯気団収束帯に発生した帯状の雲がかかり、山地を中心にまとまった雪となりました。 積雪が10センチを超えた福井市内では、早起きをした住民らが雪かきに追われました。 ■雪かきをして 「30分ほど早く起きて、これだけ雪が降っているので、早く雪かきしないと会社に間に合わない」 人間の苦労をよそに、散歩に連れ出してもらった犬はうれしそうです。 ■犬の散歩をする人 「犬は喜んでいるので 散歩はきょう二回目 もう一回するかな」 敦賀市内では、路面に降り積もった雪でトラックのタイヤが空回り。 スタックする車で大規模な車の滞留が発生するのを防ぐため、国道8号と北陸自動車道は、滋賀県との県境付近で、今シーズン初めて「予防的通行止め」が実施されました。 県内ではこのほか、岐阜県へつながる大野市の国道158号が、中部縦貫道・油阪峠道路での集中的な除雪作業のため、一時通行止めとなりました。 ■誘導する職員 「白鳥に抜けられない 岐阜県側が通行止めになっているので」 県内は雪のピークは過ぎたものの、この後も断続的に雪や雨が降る見込みで、気象台では交通障害や路面の凍結に注意を呼び掛けています。