殺人・金城被告に懲役23年の実刑判決 鹿児島県
鹿児島放送
知人男性を包丁で刺し殺害した罪に問われている男の裁判員裁判で、鹿児島地方裁判所は懲役23年の実刑判決を言い渡しました。 判決を受けたのは無職の金城昇被告(68)です。 起訴状などによりますと金城被告は去年7月、霧島市で同じグループホームにいた男性の胸を包丁で複数回突き刺し、殺害したとされています。 判決で鹿児島地裁の小泉満理子裁判長は「過去にも殺人罪で服役していながら、またしても人命を奪ったことは極めて厳しい非難が向けられるべきで、法廷での態度から反省が十分とは言えない」などとして懲役23年の実刑判決を言い渡しました。 厳しい処罰を求めてきた被害者遺族は「量刑不当」として鹿児島地方検察庁に控訴を申し立てています。