「サバ」vs「サケ」魚を手軽に食べるなら、“コスパ”がいいのはどっち? 栄養面もあわせて比較
スーパーで通年売られていて、値段的にも手にしやすい魚といえば「サバ」や「サケ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。そんな身近なサバとサケですが、コスパや栄養面の違いに注目したことがある人はあまりいないかもしれません。 そこで本記事では「サバ」と「サケ」のそれぞれの価格や栄養面についての比較を行うとともに、おすすめの食べ方まで解説します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
そもそも魚を食べる頻度はどのくらい?
まずは魚を食べる頻度から見ていきましょう。多様なデータをもとに課題を解決するCCCマーケティング総研の調査によると、魚(魚介類)を食べる頻度は図表1の通りとなっています。 図表1
CCCマーケティング総研 価格が上昇すると食べる頻度が減る?より筆者作成 週に2~3回魚を食べている人が全体の4割を占めており、週に1回以上は魚を食べる人が多くなっています。とはいえ、魚を食べる頻度が1ヶ月に2~3回や1ヶ月に1回以下の割合も少なくないことも、このデータから読み取れるでしょう。
「サバ」と「サケ」のそれぞれの価格や栄養面を比較
「サバ」と「サケ」のどちらのほうがコスパがいいのか、栄養がそれぞれどのように異なるのかを比較してみましょう。 ■「サバ」と「サケ」のどちらのほうがコスパがいいの? 東京都中央卸売市場の市場統計情報によると、2024年4月の1kgあたりの平均価格は、サバが「522円」、銀サケが「1442円」となっています。この価格から分かるように、サバのほうがかなりコスパがよく、その差は約920円にもなっています。 なお、1年前の2023年4月時点と比較するとサバは「562円」、銀サケは「1290円」となっています。その年の魚の漁獲量などによって価格に変動はあることも押さえておくとよいでしょう。 ■「サバ」と「サケ」の栄養素の違いとは? まず「サバ」の栄養についてみていきましょう。今回はマサバ(生)と銀サケ(生・養殖)と仮定していくつかの栄養素の含有量の違いを比較します。文部科学省の日本食品標準成分表2024年によると、サバと銀サケの栄養素の違いは図表2の通りです。 図表2