被災地復興の願い込め 高岡七夕まつり開幕、幻想的な光が見物客魅了
高岡市中心部の夏の風物詩「高岡七夕まつり」が1日、開幕した。能登半島地震の被災地へ思いを寄せた七夕飾りなどが街を幻想的に演出し、見物客は一日も早い復興を願った。7日まで。 末広町商店街「すえひろーど」に高さ12~13メートルの大型の七夕が12本並んだ。被災地復興に向け「がんばろう高岡」と書かれたあんどんも飾った。 ウイング・ウイング高岡には「願い短冊の杜(もり)」を設置。市内の子どもたちが夢や願いを書いた短冊約1万2千枚でつくられ、親子連れらが記念撮影を楽しんでいた。 クルン高岡に飾られた児童クラブによる約300個の手作りあんどんも目を引いた。会場では復興応援メッセージを募集。「共にがんばろう」「負けないで」などの言葉が寄せられ、英語や中国語で書かれたものもあった。 午後6時半ごろ、同所でオープニングセレモニーがあり、まつり実行委員会の塩谷雄一会長らがあいさつした。関係者が点灯ボタンを押すと、「すえひろーど」の七夕につるされたちょうちんに一斉に明かりがともった。 3、4日午後5~8時は「すえひろーど」を歩行者天国にしてイベントを開く。まつり実行委員会、高岡市主催。北日本新聞社後援。