松本で「グローバルサミット」 英国留学中の大学生が企画、海外を身近に
留学など海外の暮らしについて話を聞き、交流を深めるイベント「まつもとグローバルサミット」が12月27日、松本・信毎メディアガーデン(松本市中央2)で開かれる。(松本経済新聞) 留学生や外国語指導助手(ALT)を迎え、留学のきっかけや体験などを紹介する。第1部は、イベントの主催者で英国エディンバラに留学中の大学2年、加藤あすみさんによる「理想の留学生活を思い描く」。松本で生まれ育ってから海外に行くまでの自身のロードマップを語り、自分に合う留学先を探すワークショップを行う。 第2部は、信州大学の留学生や県内で働くALTのセッション「さまざまな留学体験を聴く」。第3部は、「海外での学びを体験する」と題して、加藤さんが海外の大学の授業を参考に短い模擬講義をする。加藤さんは「松本で、留学生やALTなどのリアルな声を聞く機会は少ない。気軽に交流できる場にしたい」と話す。 加藤さんは松本深志高校2年生の時に、1年間カナダに留学。「世界が広がり、自分が何を大事にしているのか、自分の視点で考えるようになった」と振り返る。卒業後は、笹川平和財団奨学金を活用して渡英し、サステナビリティーや政治学について学んでいる。 自身の中高生時代は、留学に関する情報を得るのに苦労したという。「海外に興味があっても、留学について誰に聞いていいか分からず困っている中高生に、自分の言葉で伝えたい」とイベントを企画。夏ごろから準備を進めてきた。「英語を話せなくても日本語だけで大丈夫。海外に興味がある人、外国人と交流を深めたい人に足を運んでもらえれば」と呼びかける。 開催時間は15時~18時。交流会は18時から。いずれも参加無料。申し込みはウェブで受け付ける。
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