国産長射程ミサイルの発射成功 スタンド・オフ防衛力整備へ 装備庁
防衛装備庁は6日、敵部隊の射程外から攻撃する「スタンド・オフ防衛能力」獲得のため、長射程化を進める国産ミサイル「12式地対艦誘導弾」改良型について、初の発射試験を行ったと発表した。 試験は予定通り完了したといい、装備庁は「引き続きスタンド・オフ防衛能力の早期構築に取り組む」としている。 改良型は「12式」の射程を約1000キロに延ばしたものや、艦船や航空機から発射可能にしたものなど複数のタイプを開発。装備庁によると、試験は10~11月、東京・新島の航空装備研究所新島支所で計5回実施。地上型を3回、艦船型を2回発射し、いずれも正常に飛翔(ひしょう)し、誘導性や速度に関する必要なデータが取得できたという。