新卒で一人暮らしです。実家から「月5万円の仕送り」を求められていますが、一緒に住んでなくてもいくらか送るべきなのでしょうか?
実家への仕送り額が一定を超えると贈与税は発生する?
仕送りの金額が一定額を超えると、贈与税が発生するのではないかと心配する方もいるようです。贈与税がかかるか否かは、仕送りのお金を何に使うかによります。 国税庁「タックスアンサー(よくある税の質問)No.4405贈与税がかからない場合」によると、贈与税がかからない財産として、以下の記述があります。 「夫婦や親子、兄弟姉妹などの扶養義務者から生活費や教育費に充てるために取得した財産で、通常必要と認められるもの」 生活費とは、通常の生活に必要な費用のことで、治療費も含まれます。「生活費」の名目で仕送りをしたとしても、親が預金したり、株式や不動産などの買い入れ資金に充てたりするような場合は、贈与税がかかるため注意が必要です。
20代で親への仕送りをしている世帯は20代全体で約3.2%と少ない! 生活費や介護費などで援助が必要な場合もあり
20代で親への仕送りをしている世帯は、20代全体で約3.2%でした。全年代でみると、親への仕送りをしている世帯は約2.1%で、少ないことが分かります。仕送り金額の平均は5万6000円ですが、最も多い価格帯は2万円~4万円未満です。 新卒で一人暮らしを始める際に、実家から仕送りを求められる場合は、生活費や介護費などの援助が必要なのかもしれません。用途を確認してから自身の収入の範囲で無理のない金額を決め、今まで育ててくれたことへの感謝を込めて仕送りをするのもいいでしょう。 出典 総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)令和4年国民生活基礎調査 表番号56.57.58 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問) No.4405 贈与税がかからない場合 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部