夫の定年後は年金「20万円」と貯蓄「1000万円」で暮らす予定です。私はパートを続けたほうがよいでしょうか?
夫の定年退職後の不足分は妻のパートで補ってもよい
毎月20万円の年金収入と1000万円の貯蓄だけでは、老後の生活を乗り切ることは難しいことが分かりました。 しかし、貯蓄が尽きた77歳から働こうと思っても職に就けるか心配なところです。 方法としては、定年退職後も再雇用や再就職にて夫が働き続けるか、妻のパートで不足分を補う選択肢があります。パートを続けるのであれば、不足分のおよそ7万円の収入があれば、貯蓄を切り崩さなくても生活できます。 もしもパートで毎月の収入が7万円に届かない場合には、夫婦で働くことを検討する必要がありそうです。
余裕ある老後のためにもパートは続けるほうが安心
夫婦が平均的な支出額で生活する場合、毎月20万円の年金と1000万円の貯蓄で老後を生活していくのは難しいことが分かりました。貯蓄を切り崩して生活するとなると、77歳で貯蓄が底をついてしまいます。 その場合には、妻がパートで月7万円程度稼ぐか、夫婦で共働きにて不足分を賄う必要があります。節約して平均支出額よりも少ない出費で生活することもいいですが、万が一に備えて働けるうちは収入源を確保しておくと安心でしょう。 出典 金融庁 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」令和元年6月3日(16ページ) 総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)結果の概要(18ページ) 厚生労働省 令和4年簡易生命表の概況(2ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部