「キャッシュカードは来月から使えない」役場職員をかたる還付金詐欺が1日に4件 沖縄
役場職員などをかたり、高齢の女性からキャッシュカードをだまし取ったりだまし取ろうとした事件が、沖縄県内で1日で4件発生しました。 警察によりますと24日、沖縄本島南部に住む高齢女性の自宅電話に、役場職員を名乗る人物から「国民健康保険の払い戻しがある。キャッシュカードは来月から使えないので職員を行かせる」と連絡があったということです。 高齢女性を狙った同様の詐欺電話は、23日の1日だけで、沖縄県内で4件確認されていて、このうち、2人の女性が電話後に自宅を訪れた若い男にキャッシュカードをだまし取られ、それぞれ約20万円と約13万円を口座から引き出される被害にあいました。ほかの2人には、怪しい人物は訪れなかったということです。 沖縄県内では23日、このほかにも県外の警察官をかたる男が、ビデオ通話で逮捕状のようなものを示し、「マネーロンダリングの疑いで逮捕状が出ている」などと脅して、40代の女性におよそ50万円を振り込ませる特殊詐欺事件も発生しています。 沖縄県内では、電話を使った特殊詐欺事件が頻発していて、警察は、「金融機関の職員がキャッシュカードを預かったり、警察が現金の振り込みを要求することは絶対にない。」と詐欺への注意を呼び掛けています。
琉球放送