【レトロ】昔ながらの銭湯浴場といえば“富士山”…「ペンキ絵」復活プロジェクトがスタート(静岡・湖西市)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
明治12年創業の静岡・湖西市のレトロな銭湯で、浴場に「ペンキ絵」を復活させるプロジェクトが始まり、その様子が公開されました。 東海道の宿場町として歴史がある、湖西市・新居町で、150年近く人々の生活を支え続けている、どこか懐かしい雰囲気が漂う銭湯「みどり湯」。20日、その浴場では…。 (ペンキ絵師 山本 奈々子さん) Q.何を描いているのか? 「いま富士山を描いています」「中心に富士山にふわっと浜名湖 のイメージが出来るような風景 を描いています」 女湯と男湯の壁一面。横幅約10メートルのペンキ絵です。これは、全国にある銭湯の事業継承やコンサルタントを行っている京都の会社「ゆとなみ社」が、地域の銭湯を元気にしようと企画したものです。このペンキ絵の中や張り替えを予定している鏡に、企業広告を出すことができて、集まった広告費は老朽化した設備の改修や運営費のほか、ペンキ絵の制作費に充てられます。「みどり湯」に描かれるのは50年ぶりとなります。 (みどり湯 青山みさ子さん・80歳) 「お客が来てびっくりだね。言ってないから。何十年も何も絵がなかったからね」 (みどり湯 青山 勝さん・82歳) 「やっぱり銭湯は富士山が合うのかな」 街の銭湯を巡っては、老朽化や後継者不足による減少が続いていて、県西部には2軒のみとなりました。ペンキ絵は、20日、一日で完成する予定です。