鋼材ドライバー、じわり高齢化。都トラック協会鉄鋼専門部会が調査・今年度51歳以上6割超に
東京都トラック協会鉄鋼専門部会は、所属企業を対象に、鋼材を運ぶドライバーの現状を調査した。今年度における平均年齢は51・1歳と、2022年度に実施した前回の調査から0・2歳、5年前の19年度に比べ2・5歳それぞれ高く、高齢化が進む実態が浮き彫りになっている。 年齢別では、51~55歳が全体の27・9%と最も多く、56~60歳(18・8%)と46~50歳(15・4%)が続いた。51歳以上の合計は5年前の41・1%に対し、22年度に53・9%、今年度には62・3%に上昇し、50歳以下との差が広がっている。 輸送経験の平均年数も伸びている。19年度と22年度、今年度においては、それぞれ10・5年、12・5年、13・6年と推移しており、若年の人材を早期に確保する必要性が一段と高まっている。