後期高齢者医療の保険証も12月から「マイナンバーカード」と一体化。保険料の目安額一覧つき!
まとめにかえて
今回のマイナンバーカードと健康保険証の一体化の制度改革とともに注目したいのが、保険料の改定です。これまでも改定を繰り返し、保険料は上昇傾向にあります。 2025年に団塊の世代が75歳以上となり、その後高齢者人口がピークとなる2040年頃にかけて、財政・サービス提供の両面から、安定性・持続可能性を高める必要があります。 その財源を確保するために、後期高齢者医療制度だけでなく、国民健康保険料や介護保険料も負担が続いています。今後もこの流れは変わらないでしょう。 現役世代の方は、年金から保険料が天引きされるため、年金手取額が今後減少傾向にあることを知った上で、老後資金の準備が必要です。 年金減少に加え、物価上昇の問題もあります。準備しようと思っても、ただ銀行に預けるだけでは受け取れる利息はほんのわずかです。 こういったリスクに備えるために、個人が資産運用を考えなければならない時代になっています。一度ご自身の資産形成について考えてみましょう。
参考資料
・厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・東京都後期高齢者医療広域連合「保険証」 ・足立区「令和6年8月1日からお使いいただく後期高齢者医療被保険者証をお送りします」 ・厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット」
橋本 高志