フラワーパーク ナリタブライアン参戦の高松宮杯でG1初制覇の名スプリンター/24年追悼
2024年も名馬、ホースマンが天国へと旅立った。06年に皐月賞、ダービーの2冠を制したメイショウサムソン、ダートでJpn1を含むG1・9勝を挙げたヴァーミリアン、そして藤岡康太騎手は35歳という若さで旅立った。ファンの記憶にいつまでも残る名馬、ホースマンを悼むとともに、その栄光を振り返る(JRA、牧場、関係各所からの発表を受けて紙面で報じたG1馬などを中心に再編集しています)。 ■4月6日フラワーパーク(牝32) 余生を過ごしていた北海道平取町のスガタ牧場で老衰のため亡くなった。存命の最高齢G1馬だった。96年高松宮杯(現高松宮記念)、スプリンターズSを制した名スプリンター。 3歳時の95年10月に新潟芝1600メートルでデビュー。4歳春に重賞初挑戦のシルクロードSでタイトルを手にした。続いて臨んだ高松宮杯でG1を初制覇。ナリタブライアン(4着)の参戦で話題を呼んだ一戦を制したことで、人気を確固たるものにした。 同年秋のスプリンターズSは1番人気に応えてエイシンワシントンとの一騎打ちに勝利。春秋短距離G1を制圧し、同年の最優秀短距離馬に選出された。 通算成績18戦7勝。繁殖牝馬としては15年東京新聞杯を勝ったヴァンセンヌを出した。