【NFL】30代半ばまでプレーする可能性は「確実にある」と49ersのRBマカフリー
懸念点を1つ挙げるとすれば、それはマカフリーがタッチ数(339回)でもリーグをけん引したことかもしれない。マカフリーはパンサーズに所属していた2019年シーズンにもタッチ数(403回)でリーグトップに立っている。その年、マカフリーはランとレシーブの両方で1,000ヤードを稼ぐというセンセーショナルなシーズンを過ごしたが、それはケガに悩まされた2シーズンの前触れとなった。マカフリーの起用頻度がケガの原因になったのかと問われれば、おそらくそうではないだろう。
マカフリーが49ersの成功に欠かせない存在になっているだけに、その起用頻度は常に懸念点となるはずだ。そしてもちろん、マカフリーがランニングバックであるという単純な事実もある。ランニングバックのキャリアは30歳になる前に急激に衰え始めることが多く、全盛期を迎えたと思われた矢先、あるいは大型契約を結んだ直後に突然低迷することもある。元RBトッド・ガーリーやダラス・カウボーイズのRBエゼキエル・エリオットなどがその例だと言えよう。マカフリーはそのメッセージの中で、心配するなと伝えているのかもしれない。まだ十分な力を残しているマカフリーは、次のようにコメントしている。
「気分は最高だ。リーグの中には自分と同じ年齢でまだ活躍している選手がいる。俺より年上のデリック・ヘンリーとかラヒーム・モスタートもそうだ。彼らは30代でありながらプロボウラーであり、オールプロ級の選手だ。俺は自分が続けたいと思う限り、続けられると確信している」
マカフリーはあと2シーズン、20代としてプレーする予定で、49ersとの契約期間は2024年シーズンを含めてあと4年残されている。非常に活発な万能選手であり、タッチダウンの達人でもあるマカフリーが、すぐにペースを落とすことはないだろう。