号泣必至の絵本『もうじきたべられるぼく』作家・はせがわゆうじ「学校の給食の時間が短すぎる」
「号泣注意」のキャッチコピーともに、読み聞かせ動画がTikTokで300万回再生されて話題となった物語『もうじきたべられるぼく』。動画だけで拡散されていた物語が、10年の月日を経て、絵本『もうじきたべられるぼく』として刊行され、版を重ねて話題になっています。「学校の給食時間は短すぎる!」とずーっと思っていたはせがわさん。食への思いを語ります……。人生観がつまったイラストエッセイ「なんだもんぱんだもん」です。 【イラスト】診察してみましょう * * * * * * * ◆学校の給食の時間 ずーっと疑問に思っていたことを せっかくこんな場をいただいてますから 吐き出しちゃいますけどいいかしら。 学校の給食の時間について… 短すぎでしょう~! 食は大切ですよ! 学校関係のみなさん! 勉強と同じぐらい…いやそれ以上に。 食べるの早い子遅い子、個人差めちゃくちゃありますし。 遅い子などまさになんのゆとりもないでしょう。 フランス人はランチに2時間かけるそうです。(数年前の人伝調べ) フランスに生まれたかった~って思ってしまう。 さすがに給食時にワインは飲まんが。
◆かけがえのない大切な時間 食べる時間が短いって、なにかしら失ってる気がするのです。 人としてとても大切なもの。 文化的に民度的になんか低いような。 どんな立派な会社、企業でも食べることを疎かにしているところは わたくしは認めません。 自分の家族がそんなところに勤めていたらさっさとやめろと言います。 「孤独のグルメ」ぐらいゆったりおいしく味わって食べて欲しい。 たとえ給食であっても。 今日は何かな? から始まるワクワク感。 食べ終わったあとの至福感。 人間として幸せを感じる時間の中に美味しい!って思いは かけがえのないものと思うのです。 そんな大切な時間を子供たちから奪わないでください。 教育委員会の誰かさんに届きますように…
はせがわゆうじ