【日本株】高配当で株価上昇にも期待の“キャッシュリッチ”な「中小型株」2銘柄! 利回り4.9%の「平山ホールディングス」、利回り4.6%の「三晃金属工業」に注目!
【おすすめ高配当株】利回り4.9%の「平山ホールディングス」や、利回り4.6%の「三晃金属工業」など、高配当でキャッシュリッチな中小型株に注目! 【図版】ネットキャッシュ率が53.2%で配当利回りが4.9%の「平山ホールディングス」を分析! ●安定成長を維持して5期連続増配中の「平山ホールディングス」、 下半期での業績挽回が見込まれる「三晃金属工業」に注目! 「高配当株」の中でも、株価が大化けしやすいのが「時価総額1000億円以下」で「ネットキャッシュ比率が50%以上」の中小型株だ。 「ネットキャッシュ」とは企業が持つ現金や預金、現金同等物の合計から有利子負債を差し引いた手元の現金資産のことで、「ネットキャッシュ比率」はネットキャッシュを時価総額で割って算出する。 「ネットキャッシュ比率が高いということは財務が健全である証拠です。財務が健全なら、安定した配当が期待できます」(クォンツ・リサーチの西村公佑さん) 手元の現金資産が潤沢なら、いままで配当を出すことに後ろ向きな会社であったとしても、経営方針の変更があったときに増配などの株主還元をすぐ実施できる。大型株よりも中小型株のほうが株主還元の方針を柔軟に変更しやすく、しかもそれを材料に株価が急上昇する可能性も高いだろう。 さらに、時価総額に対して現金資産が多いということは、市場が企業の価値を過小評価して割安な状態になっていると見ることもできる。株価の上昇余地も大きいのだ。 「その割安度が注目され、ほかの企業から買収提案を受けてTOB(株式公開買付)が実施される可能性も。この場合も株価の上昇が期待できます」(西村さん) そこで以下では「時価総額1000億円以下」「ネットキャッシュ比率50%以上」という条件を満たす注目の高配当株の2銘柄を紹介していこう(※配当利回りや最低投資額などの数字は、2024年10月4日時点。銘柄選定はクォンツ・リサーチの西村公佑さん)。 最初に紹介するのは、ネットキャッシュ率が53.2%で配当利回りが4.9%の平山ホールディングス(7781)だ。 平山ホールディングスは顧客メーカーへの製造派遣、技術者派遣などを請け負う企業。足元で自動車、医療機器、半導体製造関連が堅調。安定成長が続く。また、今期で5期連続の増配も予定している。 次に紹介するのは、ネットキャッシュ比率が79.1%で配当利回りが4.6%の三晃金属工業(1972)だ。 三晃金属工業は金属屋根でトップクラス。屋根の機能は多様化しているが、同社は技術力が強み。第1四半期は低調なスタートだったが、受注残が多く、通期では挽回可能と見られる。
ザイ編集部
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