日本生命、営業職員による変額保険を来春販売へ 大手生保で初めて
日本生命保険が、営業職員による変額保険の販売を来年4月に始めることが分かった。すでに子会社が保険代理店向けに参入する方針だが、大手生保として初めて扱う。積み立て投資のブームで変額保険の販売が拡大するなか、業界首位が取り扱うことで契約がさらに伸びる可能性がある。 変額保険は、保険料の一部を積立金として投資信託で運用し、市況の状況に応じて戻ってくるお金が変わる。「資産形成と保障がセットでできる」などとして販売が急伸する一方で、元本割れのリスクもある。日生は、毎月保険料を支払うタイプの変額保険に参入する。 日生の営業職員約4万7千人のうち、販売資格を取得した職員が、アクサ生命保険の商品を委託代理として販売する。子会社はなさく生命保険が1月に代理店向けに商品を投入予定だが、「アクサ生命はすでに販売、事務体制が構築されている。早急に販売に乗り出せる」(日生関係者)として他社商品での参入を決めたという。
朝日新聞社