衆院選大分県内3選挙区の構図固まる 注目の2区は保守分裂の様相…激戦必至
衆院選に向けて選挙モードに入った大分県内3選挙区には、現時点で計10人が出馬を予定していて、各選挙区の構図は、ほぼ固まっています。 【写真を見る】衆院選大分県内3選挙区の構図固まる 注目の2区は保守分裂の様相…激戦必至 ■大分1区 “県都”大分市の大分1区は、現職に新人3人が挑む構図です。7選を目指す吉良州司さん(66)は、連合大分と後援会組織が軸となった選挙戦となります。無所属ながら立憲・国民・社民から支援を受けています。 県議を2期務めた自民党の衛藤博昭さん(44)は、初の国政挑戦です。今期限りで引退する父・衛藤晟一参議院議員も支援を呼びかけています。 共産党の山下魁さん(47)は、比例票の上積みを狙い、党組織を中心に支持を訴えます。 参政党の野中しんすけさん(38)は、党勢拡大と比例票の掘り起こしを図ります。 ■大分2区 大分2区は、現職2人と新人1人が出馬を予定。三つ巴の戦いです。国会議員歴47年の自民党の衛藤征士郎さん(83)は、派閥の裏金をめぐり、1070万円の不記載が発覚。処分を受けましたが、一次公認されました。 立憲民主党の吉川元さん(58)は、前回654票差で破れ、比例復活を果たしました。今回、共産が擁立を見送ったため、野党勢力を結集させた戦いです。 広瀬勝貞前知事の次男で、元鉄鋼会社社員の広瀬建さん(50)は、9月に開かれた集会に自民党の重鎮、古賀誠元幹事長も駆けつけ、激励を受けました。 これまでと違った保守分裂の様相を呈しつつある大分2区は、注目の選挙区となります。 ■大分3区 大分3区は、現職に新人2人が挑みます。石破政権のもと外務大臣に就任した自民党の岩屋毅さん(67)は、第4次安倍改造内閣で防衛大臣を務めて以来の入閣を果し、選挙戦を迎えることになります。 元由布市議会議員で立憲民主党公認の小林華弥子さん(56)は、岩屋さんと戦ってきた横光克彦元衆議院議員の後継者として初の国政挑戦です。 共産党の大塚光義さん(68)は比例票の上積みを狙い、支持を呼びかけます。 衆議院選挙は10月15日公示、27日投開票の日程で行われます。
大分放送