7月に行われる見通しの参院選 北海道選挙区の3つの議席巡り年明けから早くも動き活発化
HTB北海道ニュース
7月に行われる見通しの参議院議員選挙。今回改選となる北海道選挙区の3つの議席を巡り、年明けから早くも動きが活発化しています。 札幌市内で開かれた新年交礼会に姿を見せた、自民党の現職、高橋はるみ議員。北海道知事を道政史上最長の4期16年務め、その抜群の知名度で、2019年の参院選でトップ当選を果たしました。 しかし、自民党派閥のパーティー券を巡る裏金問題で、22万円の不記載が発覚し、この夏の選挙は厳しい戦いが予想されています。 高橋はるみ参院議員) 「道民の方々に謝罪を続けながら、北海道を隅から隅まで知事時代に回らせていただいた経験を踏まえて、北海道のためにもうしばらく仕事をさせていただきたい」 自民党からは、2期目を目指す現職の岩本剛人議員も出馬を予定しています。 岩本剛人参院議員) 「北海道のために一生懸命努力をしてきましたので、そのことを一つ一つ丁寧にみなさんにしっかり訴えさせていただいて、皆さんの信託を頂けるように努力を重ねるしかない」 派閥を巡る裏金問題や、長谷川岳議員のハラスメント問題などで逆風が吹く自民党。現職の2議席死守が至上命題となります。 自由民主党・中村裕之道連会長) 「北海道発展のためには、自民党がしっかり議席がとることが必要だと、道民のみなさんに訴えていきたい」 去年の衆院選で議席を大幅に増やした立憲民主党は、2期目を目指す勝部賢志議員の公認を決めています。 勝部賢志参院議員) 「(去年の衆院選で)自分の選挙より頑張っているなと新聞に書かれました。今年はいよいよ自分が候補者として戦う選挙であります」 立憲で焦点となるのは2人目の候補。国民民主党と協力する形での候補擁立を目指し、支援母体の連合北海道などが間に入る形で、協議が進められています。 立憲民主党・逢坂誠二道連代表) 「国民民主党も連合も農連も我々もしっかり応援できる候補を立てる。勝てる候補を立てようということで、そこの2点に尽きる」 国民民主党・稗貫秀次道連代表代行) 「当然、国民も1議席をいただくための候補擁立をいま進めております」 議席の奪還を目指す共産党は、去年の衆院選に道2区から出馬した、宮内史織氏の擁立を決めています。 また参政党は、元倶知安町議の田中義人氏が出馬を表明しています。 比例区の道内関係では、派閥の裏金問題で2000万円以上の不記載が発覚した、自民党の橋本聖子元オリパラ担当大臣が出馬する予定です。 橋本聖子参院議員) 「自民党や私自身のいろいろな叱責もいただきましたので、それを払しょくするためにもしっかりと努力をしていきたいということで、全国各地を回らせていただいている」 去就が注目されるのは、鈴木宗男議員。おととし日本維新の会を離党し、現在は無所属で活動していますが、一部からはかつて所属した自民党への復党を期待する声もあります。 鈴木宗男参院議員) 「後援会の皆さん方は『鈴木宗男出るべし』という声です。(出馬の判断は)遅くとも3月までにはしっかりと判断しなければいけないなと思っています」
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