亀田和毅が計量クリア「進化したところを見せる」興毅氏は新イベントに自信「存分に楽しんでいただける」
「ボクシング・3150×LUSHBOMU vol.1」(24日、大和アリーナ) 前日計量と記者会見が行われ、全選手が計量をクリアした。 【写真】迫力のフェースオフ ニヤリが不気味なドラミニ IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦に臨む元世界2階級制覇王者で3位の亀田和毅(TMK)は、同級のリミット(57・1キロ)から100グラムアンダーの57・0キロ、2位のレラト・ドラミニ(南アフリカ)は56・8キロで一発クリアした。 和毅は「今のスタイルを出したら、間違いなく熱い試合になる。明日は俺の仕事をするだけ。進化したところを見せるので楽しみにしておいてください」と意気込み。ドラミニは静かな口調で「再戦でも自分が勝つ。何度やっても自分が勝つだけ。日本のボクシングファンに良い試合を見せるだけ」と返り討ちを宣言した。 48・6キロ契約10回戦に出場するWBC世界ミニマム級2位の重岡優大(ワタナベ)は48・4キロ、対戦相手のWBO12位、サミュエル・サルバ(フィリピン)は48・2キロでクリアした。 3月31日にWBC王座から陥落し、再起戦となる重岡は「3月に自分が負け、7月には弟(前IBF王者・重岡銀次朗)が負けて、自分たち兄弟はどん底を味わった。ここからは上にはい上がるしかない。もう一度、重岡兄弟は強いというところを見せたいと思う」と力強く語った。 第5試合の52・5キロ契約10回戦に出場するWBO世界スーパーフライ級1位のKJ・カタラジャ(フィリピン)は52・1キロ、WBO世界バンタム級11位の健文トーレス(TMK)は52・4キロでクリアした。 メキシコの元世界王者を父に持ち、亀田三兄弟と幼なじみで、天才少年ボクサーとして期待されながら11年半を刑務所で過ごす波瀾(はらん)万丈の人生を送ってきた健文トーレスは「初めて52・4キロまで体重を落としたけど、計画的に進めれば物事できないことはない。相手が強いのは分かっている。でも明日は自分の人生をかけて勝ちます。自分はボクシングを好きなんだということが分かる試合をお見せできればと思います」と、決意を語った。 プロモーターの亀田興毅氏は「和毅、優大選手、健文選手は、勝てば次は世界戦」と3人にハッパをかけ、3150FIGHTとLUSHBOMUが合体した新たなイベントの第1弾となる今大会に向けて「好カードぞろいのボクシングに音楽、グルメと、見どころ盛りだくさんのイベントなので、ABEMAで視聴される方にも、ご来場される方にも存分に楽しんでいただけると思います」と自信を漂わせた。