同じ世帯年収800万円でも、自分と妻に税金がかかる「共働き」の方が「片働き」よりも手取り額は少ないのでしょうか?
節税をしたいなら控除を活用する
共働きの方が世帯の手取り額が多いものの、なるべく税負担を減らしたいと考える方もいるでしょう。 少しでも節税したいときは、控除の活用がおすすめです。例えば、医療費控除では保険金の補塡(ほてん)を除いて支払った医療費が10万円を超えていれば、最高200万円まで所得控除が可能です。税金は所得を基に計算するため、所得額が減少すると税額も減少します。そのため、共働きで医療費控除を活用するなら、所得金額が大きい方で利用しましょう。
共働きの方が手取り額は多いケースがある
今回のケースだと、共働きで夫が年収500万円、妻が年収300万円の世帯の方が、片働きでどちらか一方が年収800万円のみの世帯よりも、手取り額が30万円以上多い結果でした。所得額に応じて社会保険料額や所得税の負担割合が変わるためと考えられます。 また、少しでも節税をしたいときには、医療費控除を始めとする各種控除の活用も検討しましょう。 ※2024/11/12 図表を一部修正いたしました。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部