巨人の開幕勝利を呼び込んだ恐怖の8番
■「8番橋本」は巨人の打線パターンの1つ 評論家の与田剛氏は、8番・橋本の意図をこう読み取っている。 「橋本選手を8番にすることで、彼から攻撃が始まるケースで、1番のような役割を任せようという狙いがあるのではないか。ボールに力負けする課題があったが、それは克服しているし、機動力、選球眼という条件を兼ね備えている。彼が出ると、9番の投手で送り、坂本で返すという得点パターンも生まれる。今年の巨人には、いろんなパターンの打線の組み合わせが考えられるが、そのひとつの形なんだろう。巨人打線は、力んでもおかしくないはずの甘いボールを誰もが打ち損じをせず、“強い”という印象を受けた」 確かに、橋本自身が語るように、まだセンターのレギュラーを約束されたわけではない。おそらくシーズンを通じて競争は続くのだろう。橋本が「恐怖の8番」の呼称をもらうようになれば、巨人打線は手がつけられなくなるのかもしれない