中村勘九郎&中村七之助「二月大歌舞伎」で蔦屋重三郎描く新作に挑戦 勘九郎「反骨精神は重なる」
歌舞伎俳優の中村勘九郎(43)と中村七之助(41)が12日、都内で歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」(来年2月2日初日)の取材会に登場した。 2人は昼の部「きらら浮世伝」に出演。1988年に銀座セゾン劇場で、父である先代勘三郎が勘九郎時代に演じた舞台が新作歌舞伎となって歌舞伎座に登場する、来年のNHK大河ドラマの主人公でもある“蔦重”こと蔦屋重三郎を中心とした青春群像劇だ。 蔦重役を務める勘九郎は「才能あふれる作家を見いだす眼力、プロデュース力がすごく、幕府への反骨精神はわれら歌舞伎俳優と重なる部分もある」と語り「お客さまに楽しんでもらいたい」と意気込み。遊女・お篠役を務める七之助は「父との食事で作品の稽古エピソードを100回位は聞いている。思い出してやっていきたい」と語った。