【金鯱賞】川田将雅騎手が近5年で重賞6勝と無双中 東大HCが中京芝2000mを徹底検証
川田将雅騎手が過去5年で重賞6勝と無双中!
<中京芝2000m・過去5年の種牡馬別成績> ディープインパクト【39-35-32-164】勝率14.4%/連対率27.4%/複勝率39.3% ハーツクライ【22-22-11-163】勝率10.1%/連対率20.2%/複勝率25.2% ハービンジャー【21-13-16-133】勝率11.5%/連対率18.6%/複勝率27.3% エピファネイア【15-15-11-100】勝率10.6%/連対率21.3%/複勝率29.1% 種牡馬別成績では勝利数の面でディープインパクトが抜けている。重賞でも【7-6-4-50】で単勝回収率397%と妙味十分だ。産駒の重賞好走馬には22年の中日新聞杯を制したキラーアビリティや23年の金鯱賞を制したプログノーシスがいる。 勝利数2位は17勝差でハーツクライ。過去5年の同コースで行われた重賞では、産駒のマテンロウレオが2回の好走を果たしている(22年きさらぎ賞2番人気1着、22年中日新聞杯4番人気2着)。特に2歳戦に強く【6-2-2-16】で複勝率は38.5%と高い。 3位はハービンジャー。サンプル数は少ないがOP・L競走に滅法強く【3-1-0-3】で単勝回収率241%、複勝回収率144%と妙味たっぷり。見かけたら馬券に入れておいて損はないだろう。ただ、重賞では【0-0-1-18】と、馬券に絡んだのは21年鳴尾記念3着のブラストワンピースただ1頭である。 4位はエピファネイア。産駒ではデアリングタクトが21年金鯱賞2着、ムジカが20年ローズSで14番人気2着に入っている。狙い目は2~3歳で【12-13-7-74】単勝回収率117%とベタ買いするだけでプラス域である。 今週の金鯱賞では、プログノーシスなどがディープインパクト産駒に該当する。ドゥレッツァなどが該当するドゥラメンテ産駒は【9-11-14-88】で複勝率27.9%、複勝回収率82%とまずまず。ヤマニンサルバムが該当するイスラボニータ産駒は【4-1-0-7】で単勝回収率192%とプラス域だ。ハヤヤッコなどが該当するキングカメハメハ産駒は【10-10-16-73】で複勝率33.0%と、複勝率3割の大台を超えており優秀だ。 <中京芝2000m・過去5年の騎手別成績> 川田将雅【34-18-14-35】勝率33.7%/連対率51.5%/複勝率65.3% 岩田望来【26-13-10-83】勝率19.7%/連対率29.5%/複勝率37.1% 松山弘平【19-17-14-80】勝率14.6%/連対率27.7%/複勝率38.5% 騎手別では川田将雅騎手が素晴らしい成績。平均2.0人気と高い支持率だが、それでも単勝回収率101%をマークしている。重賞に限定すると、昨年プログノーシスで制した金鯱賞を筆頭に、過去5年で【6-2-2-7】と6勝をあげている。回収率は単勝回収率111%、複勝回収率107%とさらに成績がアップする。人気馬に騎乗しても逆らわないのが吉だ。 勝利数2位は岩田望来騎手。重賞以外では【26-13-10-71】で勝率21.7%、単勝回収率181%と出色。ただ、重賞では【0-0-0-12】と一度も馬券に絡んでいない点には要注意だ。牝馬限定戦では【8-1-1-19】で勝率27.6%、単勝回収率233%とさらに数字が良くなる。平場では積極的に頼りにしていきたいジョッキーの1人だ。 3位は松山弘平騎手。20年の中日新聞杯をボッケリーニで制している。こちらも牝馬限定戦で数字を上げるタイプの騎手で【5-2-4-13】勝率20.8%、単勝回収率146%と黒字域をマーク。また2勝クラス以下【18-13-9-58】勝率18.4%、単勝回収率145%、3勝クラス以上【1-4-5-22】勝率3.1%、単勝回収率13%と、上級条件と下級条件で信頼度に大きな差がある。こちらも平場では頼りにしたい。 今週の金鯱賞では川田騎手がプログノーシスに騎乗予定。人気でも逆らいづらい。ドゥレッツァに騎乗予定のC.ルメール騎手は【9-7-4-20】複勝率50.0%と流石の安定感を発揮。ただ単勝回収率52%、複勝回収率77%と川田騎手ほどの妙味はない。ヤマニンサルバムに騎乗予定の三浦皇成騎手は【1-0-1-6】複勝率25.0%、ノッキングポイントに騎乗予定の戸崎圭太騎手は【1-0-0-7】複勝率12.5%、エアサージュに騎乗予定の池添謙一騎手は【1-8-9-27】で複勝率40.0%だ。 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開。新入部員は随時募集中。
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