ヤンキース WSでの11得点はド軍撃破の1978年第5戦以来 MLB史上初の珍記録も
◇ワールドシリーズ第4戦 ヤンキース 11ー4 ドジャース(2024年10月29日 ニューヨーク) ヤンキースは29日(日本時間30日)、本拠ヤンキースタジアムで行われたワールドシリーズ(WS)第4戦でドジャースを11-4と破り、3連敗から初勝利を挙げた。第5戦は30日(同31日)にヤンキースタジアムで行われる。 WSでの11得点はドジャースに2連敗後に4連勝した1978年の第5戦で12点(12-2)を挙げて以来の大量得点。また、米データ分析サイトOptaSTATSによると、盗塁が現在のように定義された1898年以降、1チームが11得点、5盗塁、3二塁打、3本塁打、1満塁本塁打を記録した試合はレギュラーシーズン、ポストシーズンを通じて史上初という珍しい記録だった。 WS史上0勝3敗から4連勝したケースは過去にないが、ポストシーズンでは2004年のア・リーグ優勝決定シリーズでレッドソックスがヤンキース相手に達成。4連勝のうち最後の2勝は敵地ヤンキースタジアムだった。 第5戦のヤンキースは昨季サイ・ヤング賞右腕のコールが先発。WS第1戦では6回1失点と好投したほか、ポストシーズン直近3試合で防御率2.08と安定しており、大リーグ公式サイトは「コールが再び力強い投球を見せれば、ヤンキースは(第6戦以降が行われる)ロサンゼルスに戻れるかもしれない」としている。