SUP・田口頼 この競技1本で食べられる人を増やす!
荘口:田口選手、これからの中長期の目標を教えてください。 田口:世界チャンピオンの連覇はもちろん、ユーロツアーの優勝、あとはレースだけじゃなくてSUPサーフィンという競技もありまして、採点基準とかはサーフィンと一緒でSUPで波に乗って点を競う、レースと違った競技も片手間にこなしています。そこで日本代表獲得を狙ったりしています。 金子:SUPサーフィンも、SUPのレースと同じくらいの歴史がある競技です。SUPはサーフィンが元になっている競技ですが、今はガチアスリート的な、サーフィンはしないけどみたいな選手が多い。でも頼はずっと昔から両方をやってきているので、SUPサーフィンの日本チャンピオン、世界で活躍することも夢ではないのかな、と思います。 荘口:では将来的な目標は? 田口:やっぱりこの競技も海も好きなので、この競技に出会えて自分の人生が一転したといっても過言ではないくらい影響を受けたので、もっともっといろんな人に知ってもらいたいです。そして、現在進行形でジュニアの育成をしていまして、ぼく自身がジュニアの頃からジュニアを育成したりとか、後進を育てるためにとにかくジュニアには声をかけてます。両親がジュニア向けに合宿を年末に開催したりとかもしてきているので。あとはやっぱり自分は海が大好きなので、ずっと海に関わっていきたいですし、この競技で食べられる人を増やしたいと思います。 荘口:リアルな話ですけど、まだまだSUP1本で食べられる人ってそんなにたくさんはいないですか? 田口:国内だと、ケニーさんに次いで自分くらい、この競技一本では、というのはあまりいない感じですね。ヨーロッパとかではいますけど、日本でもトップ10くらいまでがこの競技1本だけで食べてます、ってなったらカッコいいと思っています。