ディラン・ライリーと長田智希、本拠地・熊谷での勝利を目指す。パシフィックネーションズカップ アメリカ戦。
ライリーは「アメリカ代表はすごく強いフィジカルがあり、大きなチームなので、試合のキーポイントはフィジカルで、試合の最初からそれらにマッチしていくこと。FW(フォワード)は大事な役割を担っていて、試合のフィジカルを出していく必要がある。BK(バックス)は試合の最初から展開の速いラグビーを続けていくことが大事。毎週毎週、成長を見せていきたい」と冷静に分析していた。
長田も「アメリカ代表戦に向けて、自分たちが準備しているのは、大きくはカナダ代表戦と似ている。フィジカルとハーフからのキックでプレッシャーかけてくるので、ディフェンスとキックカウンターを整備している」と話した。
また、アメリカ代表戦は2人が所属する埼玉パナソニックワイルドナイツのホストグラウンドである熊谷ラグビー場での試合。日本代表のテストマッチは2019年9月の南アフリカ代表戦以来となる。「熊谷に来て3年目になるので、自分たちのホームという意識が生まれているので、ワイルドナイツではなく、日本代表で試合をするのはうれしい。(カナダ代表戦より)やりやすさは格段にある」(長田)。
2018年からワイルドナイツでプレーしているライリーは「自分自身、熊谷ラグビー場での初めてのテストマッチで、『ラグビータウン熊谷』のワイルドナイツのファンの前でパフォーマンスできることを楽しみにしている。熊谷でのテストマッチは2019年の南アフリカ代表戦以来だと思うが、それを観戦したのをよく覚えている。ワイルドナイツ、リーグワンのファンの前でプレーできるのが楽しみ」と声を弾ませた。
9月3日(火)の夜には「母校ディナー」として、各選手が高校や大学時代に所属したチームのジャージーを着てミニゲームをし、チームビルディングを行って、団結力を深めたという。
カナダ代表戦で課題も出たが自信をつけたというエディー・ジャパン。9月7日(土)のアメリカ代表戦では初戦以上のパフォーマンスを見せて連勝し、ホームのファンとともに喜びを分かち合いたい。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁