年末年始に需要増 カニ値上がりの理由は!?【WBS】
年末年始に食べる機会が増える「カニ」ですが、2024年は2023年に比べて価格が高くなっているということです。なぜなのでしょうか? 年の瀬が近づき始まったカニ商戦。今年は最大9連休になる長い年末年始とあって、家族や友人で集まる機会が増え、カニの需要が高まると見込まれています。一方で、今年は海水温の上昇や円安の影響もあり、輸入ガニの価格は去年より1~3割上がっているといいます。 「日本に入ってくるカニの量が去年よりも減っている。その分、若干相場が上がった」(「イオンリテール」水産商品部の松本金蔵部長)
こうした中、イオンリテールが販売するのは、アラスカ産の高級ズワイガニでアラスカクイーンクラブと呼ばれるもの。他のズワイガニと比較しても、身の詰まり具合や太さに差があります。 「極太で、より大きな、太いものを商品化している」(松本部長) 一方、高級なものだけでなく、比較的購入しやすい価格帯のカニを用意し、節約需要にも応える戦略です。イオンリテールでは去年に比べて1.1倍の売り上げを目指します。 「世界的に見ても漁獲量が減っている。若干相場が上がっているが、価値を高めるもの、価格で販売するものと二極化への対応で商品化している。ニーズに合ったカニを選んでほしい」(松本部長) ※ワールドビジネスサテライト