米司法省、TikTok規制の効力差し止めに反対 裁判所に主張
David Shepardson [ワシントン 11日 ロイター] - 米司法省は11日夜、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」規制法を巡り、効力の一時差し止めを求める同アプリ側の申し立てを退けるよう控訴裁判所に要請した。 TikTokと運営会社の字節跳動(バイトダンス)は9日、米国内での利用禁止につながる規制を盛り込んだ新法について、最高裁で審理が行われている間の効力差し止めを申し立てた。 同省は「TikTokアプリに対する継続的な中国の支配は、国家安全保障に対する継続的な脅威をもたらす」として、裁判所は法律の発効日を遅らせるべきではないと主張した。 TikTokからは今のところコメントを得られていない。 新法はバイトダンスが米国事業を期限内に売却しない場合にアプリ配信を禁じる内容で、来年1月19日に施行される予定。ワシントンの高裁は今月6日、この新法を合憲とする判断を示した。